マルセイユ新港に優雅にたたずむパジャマ(?)
サント・マリー・マジョール大聖堂
賑やかなマルセイユ旧港をひとめぐり楽しんだら、北に隣接した新港ラ・ジョリエット停泊区(La Joliette)まで是非足を伸ばしてみてください。
かつては全ての船は旧港に停泊していましたが、1840年代に新港ラ・ジョリエットが大型船の停泊区として開設されました。現在、旧港は小さな観光船やヨット、小型漁船に限られ、貿易船や大型客船は新港ラ・ジョリエットに着岸します。地中海クルーズに旅立つ大型豪華客船を間近で見られることもあります。
ラ・ジョリエットの一番の見所は、港に面して優雅にたたずむ、落ち着いた緑と白のストライプのサント・マリー・マジョール大聖堂(La cathédrale Sainte-Marie-Majeure)です。19世紀後半、経済発展の著しいマルセイユに建築された重要な建造物のひとつで、歴史遺産にも指定されています。(前回ご紹介したノートルダム・ド・ラ・ガルド寺院や、鉄道駅マルセイユ・サン・シャルル駅(La Gare de Marseille-Saint-Charles)も同時代の建造物です。)
ビザンチン様式を取り入れたこの美しいカトリックの大聖堂は、その立派なファサードも去ることながら、見事な内部装飾も見逃せません。
「ラ・マジョール」(La Major)とも呼ばれるサント・マリー・マジョール大聖堂ですが、実はもうひとつ地元マルセイユっ子がつけたニックネームがあります。「ピジャマ(pyjama」(=パジャマ)です。たしかに。シマシマ模様がパジャマを連想させますよね。
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