プロバンス地方のローマ遺跡はアルルやオランジュだけでは無い、此処ヴェゾン・ラ・ロメーヌを見ずに堪能したとは言えない。紀元前2000年頃から人が住んだ跡が残るこの街はローマ時代に整備された時石の斧や火打石の道具などが発掘された。紀元前4世紀にはケルト人が此処を占領し部族であるヴォコンス族の首都と為り「ヴェズィオ・ヴォコンティオールム」と名付けたが紀元前124年にローマ軍がこの街を征服した。紀元前58年シーザーは政治、行政、経済の各面で特権を与え目を見張る程栄えていった。しかしこの繁栄が東ゴート族や西ゴート族などが攻めて来る原因となり黄金時代に幕を下ろした。住人は川の傍に住むのを辞めて岩の上に城壁を建てて移り住むようになったが18世紀に為ると再び住人はローマ人が創った川の傍に住み始める様になり街を建設した。1907年から古代遺跡の発掘調査が開始され古代都市の全貌が明らかになた。 来週に続く、、、
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