前回ブログで紹介したルシヨン(エタップ1)。
赤い岩肌のオークルはルシヨンからGignacまで続くおよそ30kmに及ぶコロラド・プロヴァンサルと呼ばれる山岳地帯でAptまで広がる。
海外輸出は19世紀末に終わってしまった物の現在でも世界遺産に登録されている≪モン・サン・ミッシェル≫や≪ヴェルサイユ宮殿≫他にも歴史建造物に登録されている教会の扉などは未だにこのオークルを使用して塗り替えられているそうです。フランスの有名なラスコー洞窟の壁画に使われていた他アフリカのヒンバ族が身体全体をオークルで化粧しております。オークルは採砂した後高温のオーブンに入れて焼きその後小麦粉以上に細かく製粉されるのです。小麦粉以上に細かくするのは塗料に使用する際オークルとオイル、水などを入れて綺麗にミックスする為です。オークルは下準備が要らず古いペンキの上に其の侭塗っても綺麗な仕上がりに為ります。フランスの≪最も美しい村≫などの戸や壁はオークルで塗られている所も多々あります。
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